TBPR vs WHEV COLLECTIVE

(確かに異様に見える練習風景、左からsk8歴10年以上の、ダル、シンペイ、ゲンキ、とユマ(sk8歴1週間)、リュウ(sk8歴1年半))

昨日の夜は、前回お伝えしたように早速フリースタイルの練習をしていた。で、折角なので身の周りの初心者を巻き込み、皆にもフリースタイルトリックの練習をお勧めしていたのだが、その俺の動きをスパイしていたか、偶然を装い「何やってんの~!!」とそこへ現れたのは、TBPRのシンペイ&ゲンキ。

どうやら俺らの練習風景が得体の知れない物に見えたのか、「世界最先端の技なら秘密を盗んでおかなければ!!」と今後のTBPRの動きに要素として組み込もうとしたのかは分からないが食いついてきた。ここで、「しめしめマンマと食いついてきやがった!!」と思った俺はシンペイをギャフンと言わせ変態スケートの世界に引き込み、TBPRの次回作、撮影絶好調の「LENZ2」の方向性を変態一色に染めようと勝負を挑んだ。

と言う事で、急遽、第1回「TBPR vs WHEV COLLECTIVE」フリースタイルトリックバトルの幕が切って落とされた。今回、挑戦したのはレールスタンド(プリモスタンド)からのレイルフリップの初級編。板の側面に立ち、そこからバリアル回転が180度とフリップが270はいるというベーシックな技で、俺もこの日が初挑戦。参加メンバーはTBPRチームがシンペイ・ゲンキ、WHEVチームが俺・ハマジ・ダル。最初にメイクった奴に一番最後までメイクできなかった奴がビールを1本おごらなくてはならない上に自分自身でも1本買って一気飲みしなくてはならないという恐ろしいペナルティ付きの勝負。

最初は皆、中々苦戦していたが、十数周にも差し掛かると俺とゲンキが一歩リードしてきた。その後、俺がどうにか最初にメイクし一抜け、そうこう言っている間にゲンキも今日が初めての技には見えないくらいにクリーンにメイク。少し前まで大怪我を負っていた様には見えないくらい完全復活している様に見える。

この辺りから、TBPRのボス、シンペイの顔色にも焦りが出てきた。彼の心中を察するに「勝負には負けてもいいが、ダルには絶対負けられない!!」とTBPRのプライドをかけた正に自分との戦い。そうこうしているうちにシンペイとハマジの動きが両者共に後一歩という所まで来た時点で俺は心の中ですでにニヤけていた。

「明らかにお約束でダル一気飲みちゃうんこれ(笑)!!」と。

そして、シンペイもどうにかメイクし、気がつくとINFECTION SYSTEMクルー同士での同門対決。となると、そこで流石にハマジも負けるわけにはいかず、やはり最後は俺の読み通りダルの完全惨敗!!という事で、その後、ダルのレアなビールの一気飲みの撮影も無事終了しこの日は幕を閉じた。

という事で、最終的な第1回「TBPR vs WHEV COLLECTIVE」フリースタイルトリックバトルの勝敗は、一抜けの俺と最下位のダル共にWHEVチームと言う事で勝点が相殺されてしまい、TBPRとの勝負は結局引き分けと終わった。自作自演と言おうか、マッチポンプと言おうか、結局は最初から無かったの様な勝負でダルの一気飲みを皆で楽しんで終わった一日だった。もしかすると後日、ダルの一気飲みが俺も以前出た事のあるTBPRのリポートコーナーでアップされるかもしれないのでお楽しみに!!

という事で、他の土地の人からすると、そのスタイルの違いからTBPRとWHEVが案外仲の良い関係性に違和感を感じている人もいるかもしれませんが、大阪はこんな感じで皆仲良くやってます。そっちの方が色んなスタイルが混ざり合い必然的に面白いものが生まれやすいのではないでしょうか?

今回の写真はINFECTION SYSTEM代表であるハマジのインスタグラムアカウントinfection_photoからの転載です。ちなみに俺も使い方をちゃんと把握していませんが一応インスタグラムアカウント持ってます→chopperosakajpn

 

この記事はVHS MAG BLOG -Chopper-より転載しています。

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