WAXED FLIP OVER BUM BAG 秘話

久々に今回は自分も愛用しているアイテムの話をしたいと思います。
今、プレオーダー中の「WAXED FLIP OVER BUM BAG」について。

WAXED FLIP OVER BUM BAG
このアイテムが出来たきっかけは5年前に開催したアートバッグ展に遡る。
5年前に展示はしたものの構想は実は15年前からあった。(笑)

「STAY RAD」と言うタイトルで開催したその展示。自分の中では「カッコいいままで」とか「カッコよくあり続ける」みたいな思いが込められた展示だった。全て中古の誰も着ない捨てられていく様なワックスジャケットを復活させると言うテーマで物創りをした。
”UPCYCLE”。
今ではよく耳にするようになったが当時の日本ではまだ浸透していない言葉だった。
リサイクルの様な素材を再利用して同等の物を作るのではなく、またリメイクのようなある物を掛け合わせるものでもない。
UPCYCLEは捨てられていくようなモノをより良い物に生まれ変わらせる事を指す言葉だ。
展示中、来場してくれた欧米人にお前のやっている事はまさにUPCYCLEだと言われた事を鮮明に覚えている。

 

その展示では20個くらいのアートバッグを創ったのだが、その時作った鞄の中に、全てを裏返したような仕様の鞄があった。
ワックスジャケットはBARBOURやBELSTAFFが代表格だがどれも裏地にタータンチェックの生地を使っている物が多い。
本来裏地に使うそのチェック生地を表生地に持って来て、ファスナーもミミの部分は本来なら隠れる部分をむき出しにし、フチ処理テープも丸見え。まさに鞄を裏返したような作りにした。

WAXED FLIP OVER BUM BAG
その鞄が基となり今回のWAXED FLIP OVER BAGが出来たのである。

WAXED FLIP OVER BUM BAG

本仕様は表生地は先ほども紹介したBARBOURやBELSTAFFにも使われるイギリス生まれの生地、イギリスから直輸入したワックスコットン(オイルドコットン)その物を使っている。

WAXED FLIP OVER BUM BAG
裏地にはリサイクルウールブランケット。コレはリーバイスやワークウエアブランドのジャケットの裏地によく見る生地だ。

WAXED FLIP OVER BUM BAG
金具には金属製のNifcoバックルを使い重量感と丈夫さを出している。Dカンを引っ張ると簡単にショルダーの長さ調節が出来る仕様にしている。

WAXED FLIP OVER BUM BAG
サイドに付いたDカンにはキーホルダーやカラビナ等で鍵等を付ける事も出来る。

WAXED FLIP OVER BUM BAG
中には大きめの仕切りポケットが付いていてスマホ、財布、鍵、クージー、たばこ等荷物を分けて収納できる便利さ。

WAXED FLIP OVER BUM BAG
ワッペンはフェルト素材に刺繍。ブラック、ネイビー、オリーブとあるがオリーブはハンドメイドならではでフェルトの下地を1つ1つを手染めしている。

WAXED FLIP OVER BUM BAG
更には配色にも拘った。ワックスコットンを使ったアイテムはほとんどの物が茶色や深緑の様なアースカラー。自然にある色の配色ばかり。ビビットなオレンジやブルーの様な配色を組み合わせた物は見たことが無かった。勿論、創っては壊しの繰り返しで最初はうまくいかなかったが、ブラックxブラック以外はオリーブ×オレンジ、ネイビー×ブル-共に手前味噌だがコレだと言う配色が出来上ったと思う。

WAXED FLIP OVER BUM BAG
またウエストに着けるとパンスク定番アイテム、尻当てのようなビジュアルになるのも面白い。

WAXED FLIP OVER BUM BAG
「WAXED FLIP OVER BUM BAG」の受注期間は2024/12/23(月)~2025/1/7(火)まで。

ACT PRESENTS feat NAMALi『DESTROY STEREOTYPE』at 橋の下舎(愛知 豊田)

ACT-DESTROY-STEREOTYPE IN TOYOTA ACT-DESTROY-STEREOTYPE IN TOYOTA

遂に今回でツアーファイナルを迎えるA.C.T.プレゼンツ『DESTROY STEREOTYPE』。

日本各地に向かいワークショップをしたりポップアップショップをしたりするこの企画.。

最終地はあの『TURTLE ISLAND』や『橋の下世界音楽祭』でも有名な愛知は豊田で開催します。今回の目玉はなんといってもTURTLE ISLANDや橋の下世界音楽祭のフロントマン、永山 愛樹氏とのコラボ企画。彼の運営するNAMALiとのコラボデザインでのワークショップも出来るとの豪華企画。

7/15(Sat)-7/16(Sun)は豊田に行くししかないでしょう!!!

 

 

 

 

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A.C.T x blackmeans x A.F.P. “BORO” COLLECTION

久々に投稿させてもらうA.C.Tジュンペイです。
知っている人も多いかと思いますが今回書かせてもらうのは
A.C.T×blackmeans×A.F.P.のトリプルコラボレーションシリーズ。

最初にこの話を小松さんから聞いた時は冗談か何かだと思って本気にしていなかった。後日このコラボ話が本当だと聞いた時には鳥肌立ちまくりで頭真っ白。めちゃくちゃ嬉しかった。
実はblackmeansとコラボしてもらえるならコレだ、このアイテムだ!
と決めていたアイテムがあった。
そう、コラボの話になる前からあつかましい限りの想像を膨らましていたのだ。実際コラボの話をされた時本当にビックリした。

A.C.T×blackmeans×A.F.P. BORO ALICE PACKBORO ALICE PACKn1

そのアイテムが約7年前、A.F.P.×A.C.TでリリースしたEL CAMINANTE、通称ALICE PACKからヒントを得たBAGなのだ。
自分が一番blackmeans、A.F.P.とやりたかったアイテム!しかもblackmeansオリジナルのBORO(ツギハギ)生地で。
このBORO生地の拘りがすごい。単純に生地を繋ぎ合わせているのではなく、ツギハギ位置、生地、糸。その上特殊な染めをしており、今までに見たことない生地に仕上がっている。

約7年前に作ったEL CAMINANTE、使い勝手もさる事ながら丈夫で軽い。
手前味噌ではあるが本当に使いやすく、急に荷物が増えた時にもポケットの多さ、フラップ部分の紐の長さ等で色々な使い方が出来る。

いつもながらまず手書きでデザイン画を上げてみる。BORO(ツギハギ)生地がどうなるか?イメージを形にしていく最初の作業。
画像

今回の”BORO ALICE PACK”もそうだろう。重量はやはり軽量ナイロン素材に比べると重いのだが使い勝手で言うのであれば申し分ない。
それもその筈アメリカ軍が使用したALICE PACKからヒントを得ているのだ。
フロントには大ポケット3つ、1つのポケットに500mlのペットボトルが2個入る。
また小物収納にはもってこいの小ポケットが大ポケットの上部に付く。
またフラップ(蓋)の部分もポケットになっており収納可能だ!
ミリタリー物と言うと戦争等をイメージしてしまうのだが、全くそんな所ではなく生活をする上で機能性を考えると非常に使いやすい形なのだ。
このバッグの「EL CAMINANTE」と言う名称はその場にとどまらず色んな所に旅をしようと言うメッセージもめられている。

A.C.T×blackmeans×A.F.P. BORO ROLL TOP BAGBORO ROLL TOPn1

2つ目の”BORO ROLL TOP BAG”は斜めかけタイプのロールトップ型。
このバッグはタウンユースタイプで普段使いにめちゃくちゃ便利な大きさだろう。
しかもロールトップタイプなので荷物の量で鞄の大きさを変える事が出来る。
更にサイドに付くファスナーは貫通ファスナーで本体に通じていて、クイックに荷物を取り出す時に重宝する。
前に付く2個ファスナー付きポケットのファスナーは荷物の大きさで使い分けが出来る。

A.C.T×blackmeans×A.F.P. BORO SACOCHEBORO SACOCHEn1

最後に”BORO SACOCHE”縦型ミニショルダータイプ。
これはショルダー部分が取り外しできる上にフックが付いているのでベルトループに引っ掛けて使用する事も出来るタイプ。
腰回りに付けるのが好きなパンクスや鞄を持つのが苦手な人にはもってこいのアイテム。
更に荷物の少ない時、財布、携帯、鍵等の貴重品のみの場合等に良いサイズ。
前にポケットが付いているので使い分けて入れる事も出きる。

A.C.T×blackmeans×A.F.P.
A.C.T×blackmeans×A.F.P.
A.C.T×blackmeans×A.F.P.
A.C.T×blackmeans×A.F.P.

※こちらのアイテムは11月14日(月)までの受注アイテムになります。11月14日以降の注文は受け付けませんのでご注意下さい。

販売サイト WEB SHOP↓WEBSHOP TOP

このblackmeans”BORO”で作りたいと思ったきっかけになったコレクションがある。今年2022年春先にRakuten Fashion Week TOKYOでblackmeansが見せたショーだ!
得意とする革アイテム、仏ジャン、革だけではなく拘り抜いたニットや布帛のアイテムの数々。そしてその中でもひと際目立っていた”BORO”コレクション。

自分も映像でしか見ていないが、本当に衝撃的なランウェイショーが見れました。

まだ見ていない人はここからチェック↓

blackmeans 2022 A/W Collection | Rakuten Fashion Week TOKYO 2022 A/W

今回、素晴らしいコラボが出来た事に本当に感謝しかありません。

小松さん、本当にありがとうございます。

サンプル制作時の動画↓


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[レポート] ACT展 ”STAY RAD” ACT ART BAG EXHIBITION

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” こんにちは。皆さんお久しぶりです。久々登場ジュンペイです。

2019/12/20~2019/12/22に開催された
ACT展 “STAY RAD” ACT ART BAG EXHIBITION
言って参りました。

今回の展示はヴィンテージのオイルドジャケットを使い鞄に創り替えるをテーマに、素材集めから、洗濯(手洗い)、ジャケットを解きそれを一旦生地に戻してからの鞄創り。想像以上の手間をかけ、ただのリメイクでは留まらない作品創りを目指した展示でもありました。
その上、古くからの友人でもあるダイスケが2019年5月にオープンさせたスケートショップと鍼灸接骨院が合体したお店GOLDEN AGEで開催するという面白い試み。
かなりの気合と時間、労力をつぎ込んで挑んだ今回の展示。写真と一緒に楽しんでください。

それではレポートスタート!!

 

DAY1[レポート] ACT展 ”STAY RAD” まずはGOLDEN AGE のボス、ダイスケ氏との一枚。天気も良く最高の初日。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” 17時からはオープニングパーティー&フリービアー!!冷蔵庫にもギッシリのビール!夢の冷蔵庫!

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” そしてそして作品群の数々。今回の展示では1着のジャケットから1本の鞄を創るをコンセプトの基鞄創りましたがサイズの大きい物は1着では足らず。。。もちろん全て1点物。上に飾られた写真は鞄になる前のジャケット。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” 今回の展示のメイン。フライヤーの写真にも使われた名作「HISTORY」。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” そして、自分にとって最高に嬉しい事が起きました。な、なんと自分が尊敬するHAROSHI氏が来てくれたのです。スケートボードの廃材を使い立体造形作品を創る世界的に有名なアーティストで、世界の名だたるミュージアムで展示をしています。是非、彼のINSTAGRAMをチェックをしてみて下さい。しかも、次の作品に使ってくれと自身が着ていたオイルドジャケットを持って来てくれたのです。夢の様でした。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” OLEDICKFOGGYTRASH BREEDS TRASHのアートワークを担当する多才なナオト氏。ナオト氏も所属するDJクルーHOYKRAENGSPLASHESからお祝いのお酒頂きました。ありがとうございます。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” スケートビデオプロダクションを運営するカンジ。次回作が楽しみです。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” スケートシューズブランドPOSSESSED SHOEのボス若さん。初日もいち早く展示を見に来てくれました。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” 初日、大盛況に終わりました。来ていただいた皆さん本当にありがとうございました!!

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” 作品以外にも様々なアイテムを作っていきました。

 

DAY2[レポート] ACT展 ”STAY RAD” こちらも遠路はるばる大阪からのスペシャルな2人チョッパー氏とマリさん。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” 大阪にいた頃からの仲。おそらくこの日も多忙な中顔を出してくれたVERDY

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” 遠路はるばる岡山から。いつも良くしてくれるマツモト夫婦。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” 染職人。自身で染のブランドを運営するユキちゃん。彼女も大阪にいた頃からの友人。彼女の染は必見!!

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” 2日目も大盛況に終わり大大大感謝です。

 

DAY3[レポート] ACT展 ”STAY RAD” OLEDICKFOGGYのフロントマン、TRASH BREEEDS TRASHのボス伊藤ファミリーも来てくれました。この日は2019年最後のライブの日と言う多忙な日に関わらず展示に顔を出してくれました。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” IMG_6625[レポート] ACT展 ”STAY RAD” [レポート] ACT展 ”STAY RAD” そして最終日!またしてもサプライズ!TURTLEISLANDのヨシキ君、タケマイさんが展示を見に来てくれたのです!!15年以上も前、TURTLEISLANDが好き過ぎて名古屋までヒッチハイクしてライブを見に行ったのを思い出しました。

最終日も大盛況で終える事が出来た今回の展示、発案当時は1人で全ての事をやらないといけないと思いプレッシャーに押しつぶされそうになっていましたが、やはり今回も色んな人に助けてもらい出来上がった展示でした。

[レポート] ACT展 ”STAY RAD” そして最後になりましたが、このファミリーに尊敬と大きな感謝の気持ちを込めて、GOLDEN AGE、カゴちゃん、ショウちゃん

本当にありがとうございました。

ここに掲載しきれなかった写真、文章、感謝の気持ち、まだまだありますがACTのINSTAGRAMの方にも掲載していってますのでそちらもチェックして下さい。

それではまた!

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