ACTION OF LOSERS

先日、大阪で行われたOSAKA DAGGERSに色濃く関わる人達の創作物の合同展”ACTION OF LOSERS”のダイジェスト映像をアップしました。
我らWHEVからはACTが参加しています。
その他、参加メンバーも全員WHEVに深く関わる人ばかりなので是非チェック!!

大阪アメリカ村三角公園周辺で主にスケートボードを通して繋がったOSAKA DAGGERSの仲間や更にその仲間達による合同展。
レッテルだけの「ブランド」「アーティスト」「スケートボーダー」ではなく、内容ある下積みやバックグラウンドに伴う創作活動を行う各人が、偶然にもこれまたスケートボードにも本気で取り組む人々であった。
更にそこにつながりを持つ人々によるモノ創りの発表の場としての合同展”ACTION OF LOSERS”!!

Act (fashion)
鞄をメインにデザイン面、機能面でより良い物創りを目指すブランド

Crafthought(fashion)
レザーライダース等、自身で難易度の高い作業もこなすアパレルブランド

Paradox HIROTTON(art)
細かい描写等手書きにこだわり、シルクスクリーン印刷も自身でこなすアーティスト

Ross siu(art)
ウォーターカラー、インク等を使ったアートワークを中心としたアーティスト

併せて私的な事になりますが、映像にも出てくるACTの小銭入れを先日の40歳の誕生日に@actwsに頂きました(ありがとう!!)。
小銭入れだとの事でしたが、100円ショップで買ったゴムひもを三つ編みにウォレットコードにし、明らかに入らないであろうスペースに無理矢理お札をねじ込み普通の財布にしてしまいました。
ちなみにWHEV-SHOPの店頭にもサンプル品が3つ並んでいるので興味のある人はチェックしてみて下さい。

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Complex 25 Best Skate Brands


英語での海外からの情報なので詳しく分かりませんが、Complexという海外のサイトの 25 Best Skate BrandsというリストにHEROIN SKATEBOARDSが入ったようです。
個人運営サイトの主観によるランキング等なら、取るに足らない話ですが、わざわざBAKERBOYSのNEWSでも取り上げられていたので、何だろうと思い見てみると、Complexのfacebookページでは30万人近くが「いいね」を押しているようなので、そこそこ影響力のある信頼あるサイトでのランキング入りだと推測されます。

で、最近、よく感じるのは、今回、海外ではこれだけの認知度のあるComplexの存在を俺も知らなかった事を含め、これだけネットが普及しているとは言え、グローバルな視点でみると日本はまだまだ世界に取り残されている感があると感じる。
前回、紹介したGONZの写真集のカメラマンのベンジャミンはフランス人、HEROINの社長でマイメンのFOSはイギリス人、その他、俺には世界各国にスケーターの友人がいる。
帰国子女や語学に興味がある人を除き、英語をまともに話せない一日本人スケーターとしては、日本国内のスケートシーンの中ではかなりグローバルな交友関係を持っている方だと思う。
けど、そんな俺でも世界標準の情報の在り方にこれだけの差が有るのだから、全国の地方で日本国内メディアだけを頼りにしている人達が世界標準と更なる格差があるのは明らかに思う。
勿論、盲目的に海外の情報が全てになってしまうのも問題があるが、巷でよく聞くジャパニーズオリジナルを謳いたいなら、世界標準の情報を知った上で日本のスタンスと相対比較し、その中で本当に日本にしか無いものを提案し説得力を持たせてこそ、そこで初めてジャパニーズオリジナルが謳えるはずだ。
が、現実はそうでなく、世間知らず、井の中の蛙、で世界標準を知らないに関わらず吠えているだけになってはいないだろうか?
先ほど述べたように帰国子女等と違い、英語がまともに分からない日本人スケーターである国内標準の感覚も持ち合わせつつも、かなり世界標準に近い感覚も持ち合わせる中立であろう俺の立場からすると、今の日本のジャパニーズオリジナルの大半は、世界標準を知りもせずに取り残された田舎の人が狭い世界の中だけで「俺、俺!!」アピールをしているといった方が正しいのが事実だろう。
少なくとも俺はいつも日本のシーンをそう感じている。
田舎、という事に優劣は述べてないが、情報の質、量、が成果、結果に大きく関わる事は普遍の事実だ。
逆に言うなら、まさにこれだけネットが普及し、田舎であろうが関係なく高品質の情報に触れるチャンスは平等にある時代になった。
が、折角のその様な状況を世界標準スケートシーンの中の田舎者である日本のスケーター達はどうしているのだろうか。
与えられた情報を受動的に受け取るだけで満足していては何時まで経っても田舎者のままだ。
少し話をそらし、例えば、同じアジアでもお隣の韓国のスケーターに会う事もチョクチョクあるが、俺の経験上、彼らの大半は英語が話せる。
けどその上で自国の文化も大切にしている人も多いのではないだろうか。
俺はスケートに民族の思想、主義を持ち込むのはナンセンスだと捉えているが、まさに彼らのそういったスタイルは世界標準の情報を得つつも、自分達のオリジナルスタイルを作り上げていく要素としては不可欠なのかもしれないし、そんな人達が将来アジアのスケートシーンの最前線をいってもおかしくない。
何度も言うが、俺には右も左も関係ないが、共創に繋がる競争なら大いにやってもいいと思う。
話を戻し、

本気で世界を目差す若い人達に伝えておく。
ベリックスだけを見ていれば世界標準だというのは大きな君の勘違いだし、ネットがこれだけ普及した現在、田舎に住んでいるからという言い訳は通用しない。
とにかく、頑張ろう!!

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